『廣済堂札幌カントリー倶楽部』『廣済堂トムソンカントリー倶楽部』を運営する、(株)廣済堂札幌カントリー倶楽部(資本金3億7000万円、北広島市島松641-1、代表野口信也氏)は、5月28日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
景気低迷や近隣ゴルフ場との競争激化により入場者数、客単価が落ち込み、2009年3月期の年収入高は約8億1800万円までダウン。(株)廣済堂および関連会社の支援のもと経営を維持してきたが、2009年11月に(株)廣済堂がゴルフ場の再生および運営事業を手がける合同会社ケイ・アンド・ケイ(東京都港区)に全株式を譲渡。今年1月には廣済堂トムソンカントリー倶楽部の会員権が預託金の償還期限を迎え償還請求が急増、先行きの見通しが立たないことから今回の措置となった。
会員数は、2ゴルフ場合わせて約2700人で営業は継続する。
負債は約80億円。
『セント旭川ゴルフ倶楽部』を運営する(株)旭川アルダス(資本金9900万円、上川郡鷹栖町2889-50、代表和田武氏、従業員7名)は、5月24日に旭川地裁へ民事再生法の適用を申請した。
負債は約35億円。営業は継続する。